概要
社会保険労務士試験は、年金・社会保険・労働基準法など幅広い労務管理の専門知識を問う国家資格試験です。
毎年1回、8月下旬に全国規模で実施されます。
この試験は合格率6〜8%前後の難関資格ですが、合格すれば社会保険・労務の専門家として、企業や社労士事務所等で活躍できます。
試験内容
受験資格
誰でも受験可能
試験方式
50問、四肢択一式の筆記試験
※登録講習終了者は45問
出題範囲
宅地建物取引業に関する実用的な知識が問われます。
- 土地・建物の基礎
- 売買、相続などによる権利関係の変動
- 法律による利用方法、建て方の制限
- 不動産にかかる税金
- 宅地・建物の需給と価格
- 宅地建物取引業法の概要
といった内容が問われます。
試験時間
120分
※登録講習修了者は110分
合格基準
目安は50点満点中34~38点前後(約70%)
合格率
例年は15~18%程度
受験料
8200円
受験会場
現在お住まいの試験地(都道府県)での受験
合格後
合格発表後、合格証書が郵送されます。
試験を受けた都道府県知事に宅建士資格の登録を申請します。
登録するためには通常、宅地建物取引に関する2年以上の実務経験が必要です。
実務経験が2年未満の場合は、登録実務講習を受講し修了する必要があります。
登録が承認されると、宅建士証の交付申請を行い、交付を受けます。
この宅建士証があって初めて宅建士としての独占業務が可能となります。
登録実務講習は登録前に必要な場合があります。
登録後も5年ごとに法定講習を受講し、宅建士証の更新が必要です。
宅建士証を所持し、宅建士としての業務を開始します。
勤務先の宅建業者に就職する場合は、勤務先に届け出が必要です。
登録実務講習
宅建士試験合格者で、実務経験が2年に満たない方には宅建登録実務講習を受講する必要があります。
通信講習と演習を行ったあとに、修了試験を受けます。
通信講座
- 宅地建物取引士制度の概要と役割・義務
- 取引実務の流れ全般(受付・物件調査・価格査定・媒介契約・広告等)
- 契約書・重要事項説明書の作成と取引条件の説明
- 取引の交渉・契約締結・履行実務
- 資金計画・税務全般の基礎(不動産取得税、登録免許税など)
- 紛争防止・トラブル対応
- 関連法令の実務適用
演習
- 契約書作成・重要事項説明書作成演習
- 実務事例に基づく実践的な問題演習
- 個別・グループでのディスカッション
修了試験
修了試験は正誤式(〇×式)と記述式で行われる。
正誤式(〇×式)は、通信講座で学んだ範囲が行われ、問題数は20~30問です。
記述式は、演習で学んだ範囲で、問題数は10~20問です。
法定講習
宅地建物取引士証の交付や更新を希望する際に、受講が義務付けられている講習です。
講習内容
講習は原則6時間以上、最新の法律改正や実務上の注意点、紛争事例、宅建士の使命などを学びます。
更新講習・新規取得時ともに「講義形式」が中心で、通常は修了試験はありません。(WEB講習の場合、一部効果測定あり)
集合型の座学またはWEB講習どちらかを選択できる場合が多いです。