概要
心理学検定は、公益社団法人日本心理学会の監修を受けて設立された「心理学検定局」が実施する、心理学の基礎理論から応用領域までの専門知識を体系的に評価する公的検定です。
心理系大学・大学院で学ぶ水準の学識をもつことを証明でき、教育・医療・福祉・企業カウンセリングなどの現場での「心理理解証明書」として活用されます。
試験内容
- 試験区分
- A領域:心理学の基礎理論・歴史・研究法など
- B領域:応用・臨床・産業・健康など心理支援実践領域
- 試験方式
CBT(コンピュータ試験方式)・4択マーク式
- 出題範囲
- 出題数
A領域100問、B領域100問(合計200問)
- 試験時間
各領域100分(A・B別受験可、合計200分)
- 合否基準
区分 認定要件 合格基準 特1級 10科目(A・B全科目)合格 各科目で正答率60%以上 1級 A領域4科目以上を含む6科目以上合格 各科目で正答率60%以上 2級 A領域2科目以上を含む3科目以上合格 各科目で正答率60%以上 - 受験料
- A領域のみorB領域のみ:各7700円
- A+B両領域受験:12100円
- 受験資格
特になし
- 試験会場
全国47都道府県のテストセンター(約300会場)
合格後
STEP3
「認定心理士」との連携
- 日本心理学会が発行する「認定心理士」資格を取得済みの方は、追加申請によって優遇措置を受けられます。
- 申請資格:A領域で3科目以上合格済みかつ認定心理士を保有している者
- 優遇内容:「心理学検定1級」認定を申請可能
- 申請料:3,300円
STEP4
他資格・学会での活用例
- 日本カウンセリング学会入会資格(心理学検定2級以上)
- 日本応用心理学会入会資格(心理学検定1級以上)
- 「健康心理士」や「応用心理士」など関連資格の受験や申請要件に活用可能。
STEP5
登録・更新制度
- 合格または認定後の登録更新や年会費は一切不要。
- 取得した認定は無期限で有効です。
