概要
基本情報技術者試験(FE)は、ITエンジニアとして必要な基礎知識・実践力を証明する経済産業省認定の国家資格で、情報処理推進機構(IPA)が運営しています。
IT分野の「登竜門」として、システム開発・インフラ・業務改善・情報セキュリティ・経営戦略など広範な分野の基礎力や実践力を身につけていることを証明します。
新入社員や学生、未経験エンジニアにも広く推奨されており、第2新卒・転職や昇進の要件にも活用されます。
試験内容
受験資格
年齢・学歴不問。誰でも申込可能です。
試験方式
CBT方式
全国の指定テストセンターで随時受験できます。
出題範囲
- テクノロジ系(アルゴリズム、プログラミング、コンピュータシステム、ネットワーク、データベース、セキュリティなど)
 - マネジメント系(開発技術、ITサービスマネジメント、プロジェクト管理など)
 - ストラテジ系(企業活動、法務、システム戦略、経営戦略など)。
 
出題数
- 科目A:60問(四肢択一式)
 - 科目B:20問(多肢選択式)
 
試験時間
- 科目A:90分
 - 科目B:100分
 
合格基準
各科目1,000点満点中600点以上(両科目クリアが必須)。
合格率
約30%前後
受験料
7500円
受験会場
全国47都道府県のCBTテストセンターで随時受験可能です。
合格後
STEP1
合格発表・成績確認
- CBT方式の場合、午前・午後両方の試験終了月の翌月下旬にIPA公式HPで合格発表があります。
 - 合否やスコアは受験者マイページで確認できます。
 
STEP2
合格証書の受け取り
- 原則として合格者の登録住所へ「合格証書」が簡易書留で郵送されます。
 - 合格証書には氏名・生年月日・試験区分・合格番号・取得日等が記載され、経済産業大臣名義で発行されます。
 
STEP3
合格証明書の申請(希望者のみ)
- 企業・学校への提出が必要な場合は、IPA公式サイトの受験者マイページから合格証明書(A4サイズ)を申請します。
 - 手数料700円(和文・英文の選択可)、郵送で交付されます。
 - 合格証明書は何度でも申請可能です。
 
履歴書・各種申請等へ記載
- 資格欄に「基本情報技術者試験 合格」と正式名称と合格年月日を記入します。
 - この資格は有効期限も更新制度もありません。
 
紛失時の対応
- 合格証書は原則再発行不可。紛失した場合は合格証明書を発行して提出します。
 - 住所変更を忘れると合格証書が返送され、保管期限を超えると廃棄されますので注意が必要です。
 
