問題
121.駅前の小さな書肆には、古い文芸書がぎっしりと並んでいた。
122.家臣たちは主君に扈従し、都への道をともにした。
123.夜の静けさが町を苞裹し、すべての音を吸い込んでいった。
124.医師は、癰疽の患部を慎重に切開し、膿を取り除いた。
125.彼は群衆からの詬罵にも動じず、静かに弁明を続けた。
126.長き戦乱の後、ようやく天下が乂安の世を迎えた。
127.兵燹により都は廃墟と化し、人々は行くあてもなく彷徨った。
128.王都の大逵には人々の往来が絶えず、市の賑わいは朝から夜まで続いた。
129.城は崔嵬たる岩山の上に築かれ、まるで天を衝くかのようにそびえていた。
130.雨上がりの空に虹霓がかかり、人々はしばし足を止めて見入った。
解答・解説
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121.書肆(しょし):書店、本屋
肆:【音】シ 【訓】ほしいまま、つらーねる、みせ
①ほしいまま、かってきまま ②つらねる、ならべる ③みせ、品物を並べて売る店 ④数の四の代用字
122.扈従(こじゅう):身分の高い人に付き従って行動すること、随行すること
扈:【音】コ 【訓】したがーう、つきそーう、はびこーる、ひろーい
①従う、つきそう、お供をする ②はびこる ③広い
123.苞裹(ほうか):つつみかくすこと、包み隠すように覆うこと
苞:【音】ホウ 【訓】つと、つつーみ、つつーむ、ねもと
①あぶらがや、カヤツリグサ科の多年草 ②つと、つつみ、土産 ③包む ④根本、もと
裹:【音】カ 【訓】つつーむ、つつーみ、まとーう、たから
①包む、まとう、つつみ ②草の実 ③宝
124.癰疽(ようそ):①皮膚や皮下にできる腫れもの(おでき・できもの)
②社会や組織における悪弊・腐敗の根源
癰:【音】ヨウ 【訓】はれもの
①できもの、悪性の腫れ物
疽:【音】ショ、ソ 【訓】かさ、はれもの
①かさ、悪性の腫れ物
125.詬罵(こうば):口汚くののしること、激しく悪口を言うこと
詬:【音】コウ、ク 【訓】はずかしーめる、はじ、ののしーる、そしーる
①辱める、罵る、そしる、辱め、恥
126.乂安(がいあん):よく治まって安らかであること、政治や世の中が平穏で安定している状態
乂:【音】ガイ 【訓】かーる、おさーめる
①刈る、草を刈る ②治める、治まる ③優れる、賢い人
127.兵燹(へいせん):戦争による火災、戦乱の災いで焼き払われること
燹:【音】セン 【訓】のび、へいか
①野火 ②兵火
128.大逵(たいき):大通り、広い道
逵:【音】キ 【訓】おおじ、おおどおり
①大路、大通り、四方八方に分かれる道
129.崔嵬(さいかい):山などが高くそびえ立っているさま、雄大で険しいさま
崔:【音】サイ、スイ 【訓】たかーい、まじーわる
①高い、山の高くて大きいさま ②動くさま、速いさま ③交わる、入り乱れる
嵬:【音】カイ、ガイ、ギ 【訓】たかーい、おおーきい
①険しい ②高く大きい ③怪しい
130.虹霓(こうげい):虹のこと
霓:【音】ゲイ 【訓】にじ
①虹
