【漢検１級】熟字訓・当て字＃1~10

1．縮緬（ちりめん）：絹織物の一種で、表面に細かい縮みがある布地

　　　　　　　　着物の生地や帯地、ふろしきなどに利用され、上品で柔らかな手触りが特徴

緬：【音】メン、ベン　【訓】はるーか、とおーい

①細い糸　②はるか、遠い

2．孑孒（ぼうふら、ぼうふり）：蚊の幼虫のこと

孑：【音】ケツ、ゲツ　【訓】ひとーり

①ひとり、ひとつ　②ちいさい、みじかい　③のこる、あまる

孒：【音】キョウ　【訓】ぼうふら

①ぼうふら

3．鳳尾松（そてつ）：ソテツ科の常緑低木

鳳：【音】ホウ、ブウ　【訓】おおとり

①おおとり、想像上の霊鳥　②天子・宮中に関することにつける語

4．罌粟（けし）：ケシ科ケシ属の植物

罌：【音】オウ　【訓】かめ、もたい

①腹部が大きく、口の小さなまるい亀、もたい

粟：【音】ゾク、ショク、ソク　【訓】あわ、もみ、ふち

①あわ、イネ科の一年草　②もみ、イネ・キビなどの外側の殻　③穀物、五穀の総称　④扶持（ふち）

5．映日果（いちじく）：クワ科イチジク属の落葉樹

6．二合半（こなから）：酒または米の１升の四分の一に当たる量、約0.45リットル

7．褞袍（どてら）：綿を入れて作られた日本の伝統的な防寒用の上着の一種

褞：【音】ウン、オン

①わたいれ、ぬのこ、どてら、うわぎ

袍：【音】ホウ、ボウ　【訓】わたいれ、ぬのこ、うわぎ

①わたいれ、ぬのこ　②ほう、昔の束帯の上着

8．蟀谷（こめかみ）：頭の側面のうち、目の上と耳の上の間にあたる部分のことを指す

蟀：【音】シュツ

①「蟋蟀」（こおろぎ、きりぎりす）に用いられる語

9．雲脂（ふけ）：頭皮の表皮が新陳代謝の過程で剥がれ落ちた古い角質のこと

10.連枷（からさお、からざお）：稲や麦、大豆などを脱穀するために使われる、日本の伝統的な農具の一つ

枷：【音】カ　【訓】かせ、くびかせ、からさお

①かせ、くびかせ、罪人の首や手足にはめる刑具　②からさお