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問題

31.春の訪れとともに、山の麓に萌櫱が色鮮やかに芽吹いていた。

32.彼らは酒盞を交わしながら、友情を確かめ合った。

33.祭壇には木製の仏龕が置かれ、中に経典が納められていた。

34.その村では、いまだに巫蠱に関する伝承が語り継がれている。

35.夕食には新鮮な蟹螯の料理が振る舞われた。

36.年貢の取り立てに苦しむ農民が嗷訴を決行した。

37.吉報を聞いた村人たちは、皆で抃躍して喜びを分かち合った。

38.遊牧民たちは酪漿を日常の食事として愛用した。

39.彼は都会を離れ、僻陬の地で静かな生活を送っている。

40.巨擘の意見は業界全体に大きな影響を及ぼす。

解答・解説

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31.萌櫱(ほうげつ):新しく芽が出ること切り株から生じる新芽

:【音】ゲツ 【訓】ひこばえ

①ひこばえ、切り株から出た芽


32.酒盞(しゅさん):酒を飲むための杯

:【音】サン 【訓】さかずき

①さかずき、小さい酒杯


33.仏龕(ぶつがん):仏像や経文を安置するために壁面や塔内に設けられた小室、容器

:【音】ガン、カン 【訓】ずし、かーつ

仏像などをおさめる厨子(ずし)、仏壇、寺の塔、塔の下の部屋 ②克つ、かちとる


34.巫蠱(ふこ):①巫女やまじない師

       ②神に祈ったり、呪いをしたりして人を呪うこと

:【音】フ、ブ 【訓】みこ、かんなぎ

①巫女、神に仕える女性、かんなぎ

:【音】コ 【訓】まじなーい、そこーなう、まどわーす

①穀物につく虫 ②まじない、巫女 ③損なう ④惑わす、乱す


35.蟹螯(かいごう):カニの爪、はさみの部分

:【音】カイ 【訓】かに

①カニ、甲殻類の一種

:【音】ゴウ 【訓】はさみ

①はさみ、カニのはさみ ②「車螯」に用いられる字


36.嗷訴(ごうそ):集団になって訴え出ること

:【音】ゴウ 【訓】かまびすーしい

①かまびすしい、やかましい


37.抃躍(べんやく):手を打って喜び、踊り上がること

:【音】ベン、ヘン 【訓】うーつ

①うつ、喜んで手をたたく


38.酪漿(らくしょう):牛や羊などの乳から作った飲料や食品

:【音】ラク 【訓】ちちしる

①乳汁、乳から作った飲料や食品

漿:【音】ショウ 【訓】しる、おもゆ、のみもの

①汁、液 ②液状のもの、どろりとしたもの ③おもゆ ④飲み物


39.僻陬(へきすう):へんぴな土地、僻地

:【音】ヘキ、ヘイ 【訓】かたよーる、ひがーむ、ひめがき

【ヘキ】:①偏る、僻む、よこしま ②片隅、片田舎

【ヘイ】:ひめがき、丈の低い垣

:【音】スウ、シュ 【訓】すみ、くま

①隅、片隅、片田舎 ②くま、湾曲して入り組んだところ


40.巨擘(きょはく):①親指

         ②(転じて)特にすぐれた人、業界の第一人者

:【音】ハク、バク 【訓】おやゆび、さーく、つんざーく

①親指、特に優れたもの ②裂く、つんざく