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セファロ分析とは?分析点・基準平面・計測項目をまとめて解説|国家試験対策

歯科矯正で欠かせない検査である「セファロ分析」

しかし、

  • 分析点が多すぎる
  • SNAやSNBが何を意味するかわからない
  • 試験でどこを覚えればいいかわからない

と悩む学生も多いのではないでしょうか?

本記事では、セファロ分析の目的から具体的な分析方法、計測値の読み方まで解説します。

セファロ分析とは?

セファロ分析とは、

頭部X線規格写真(Cephalogram)を用いて顎顔面形態を評価する方法

である。

目的

  • 上下顎の位置関係の評価
  • 歯の傾斜の評価
  • 成長発育の評価
  • 矯正治療方針の決定
  • 治療前後の比較

セファロ写真の種類

側面セファロ

評価項目

  • 前後的顎関係
  • 垂直的顎関係
  • 歯軸傾斜

正面セファロ

評価項目

  • 顔面非対称
  • 偏位
  • 顎骨幅径

【国家試験関連問題】

側面セファロ→101A82、107C46、109A20、117D12

正面セファロ→96A22、100A101、117A3

セファロ分析の流れ

STEP1 トレーシング

トレーシングペーパーを用いて

  • 頭蓋底
  • 上顎骨
  • 下顎骨
  • 切歯
  • 臼歯

を描写する。

STEP2 分析点を記入

トレーシング後、各ランドマークをマーキングする。

※計測点が左右ある場合は、その中点をとる。

分析点意味
N (nasion) ナジオン前頭鼻骨縫合部の最前点
S (sella) セラ蝶形骨トルコ鞍の中心点
Or (orbitale) オルビターレ眼窩骨縁の最下方点
Po (porion) ポリオン外耳道上縁の最上方点
ANS (anterior nasal spine) 前鼻棘前鼻棘の尖端点
PNS (posterior nasal spine) 後鼻棘後鼻棘の尖端点
A (point A) A点ANSとPrとの間の上顎骨外形線上の最深点
B (point B) B点IdとPogとの間の下顎外形線上の最深点
Pog (pogonion) ポゴニオン下顎骨オトガイ部正中断面像外形線上の最前方点
Ptm (pterygomaxillary fissure) 翼口蓋裂翼口蓋窩の最下点
Gn (gnathion) グナチオン顔面平面と下顎下縁平面とのなす角の2等分線が下顎骨オトガイ部正中断面像と交わる点
Me (menton) メントン下顎骨オトガイ部正中断面像外形線上の最下点
Go (gonion) ゴニオン下顎下縁平面と下顎枝後縁平面のなす角の2等分線が下顎顎角部外形線と交わる点
Ba (basion) バジオン大後頭孔の前縁上の最下方点
Ar (articulare) アーティキュラーレ頭蓋底下縁の陰影像が下顎枝後縁と交わる点
Pr (prosthion) プロスチオン上顎中切歯間歯槽突起稜
Id (Infradentale) インフラデンターレ下顎中切歯間歯槽突起稜
Mo上下顎第一大臼歯の咬頭嵌合の中央点
Is上顎中切歯切縁
Ii下顎中切歯切縁

【国家試験関連問題】

98C59,99C59,100B53,109C84

STEP3 基準平面を設定する

分析点を結んで基準平面を作る。

※計測平面が2本引ける場合は、その中線とする。

基準平面意味
SN平面SとNを含む平面
フランクフルト(FH)平面OrとPoを含む平面
Y軸SとGnを含む平面
顔面平面NとPogを含む平面
口蓋平面ANSとPNSを含む平面
咬合平面IsとIiの中点とMoを含む平面
下顎下縁平面下顎下縁の後方部と下顎骨オトガイ部正中断面像の下縁の接面
下顎枝後縁平面Arから引く下顎枝後縁の接面

【国家試験関連問題】

99C57,109C28

STEP4 計測する

ここで角度や距離を測定する。

計測項目意味評価
顔面角(facial angle)顔面平面とFH平面となす角オトガイ部の前後的位置
上顎突出度(angle of convexity)直線NAと直線APogとなす角オトガイ部に対する上顎歯槽基底部の前後的な位置
フランクフルト下顎下縁平面角(FH plane to mandibular angle)下顎下縁平面とフランクフルト平面となす角上顔面に対する下顎下縁の傾斜度
下顎角(gonial angle)下顎下縁平面と下顎枝後縁平面となす角下顎角の離開度
SN平面に対する下顎枝傾斜角(ramus to SN plane angle,GZN)下顎枝後縁平面とSN平面となす角下顎下縁の傾斜度
SNP角(SNP angle)直線SNと直線NPogとなす角
SN平面と顔面平面となす角
頭蓋底に対するオトガイの位置
SNA角(SNA angle)SN平面と直線NAとなす角頭蓋底に対する上顎歯槽基底部の前後的位置
SNB角(SNB angle)SN平面と直線NBとなす角頭蓋底に対する下顎歯槽基底部の前後的位置
ANB角(ANB angle)直線ANと直線NBとなす角
SNA角-SNB角=ANB角
上下顎歯槽基底部の前後的位置関係
上下顎中切歯歯軸傾斜角(interincisal angle)上顎中切歯歯軸と下顎中切歯歯軸となす角上顎中切歯歯軸と下顎中切歯歯軸との関係
FH平面に対する上顎中切歯歯軸傾斜角(U1 to FH plane angle)FH平面と上顎中切歯歯軸となす角上顔面に対する上顎中切歯の傾斜度
下顎下縁平面に対する下顎中切歯歯軸傾斜角(L1 to mandibular plane angle)下顎中切歯歯軸と下顎下縁平面となす角下顎骨体に対する下顎中切歯の傾斜度
FMIA(Frankfrot-mandibular incisor angle)下顎中切歯歯軸とFH平面となす角上顔面に対する下顎中切歯の傾斜度

【国家試験関連問題】

95C51,95C64,96C70,99C69,105C129,106B31,108B26,111A65,114B48,116D10,117A38,118A10,

セファロ分析結果の読み方

以下にセファログラムの例をあげる。

  • SNA:84°
  • SNB:78°
  • ANB:6°

上顎はやや前方

下顎はやや後方

ANB増大

骨格性上顎前突(骨格性Ⅱ級)と診断する。

国家試験・CBTで狙われるポイント

覚えるべき項目

✅ SNA

✅ SNB

✅ ANB

特に「ANBから骨格性Ⅰ級・Ⅱ級・Ⅲ級を判定する問題」は非常によく出題されます。

まとめ

  • セファロ分析は顎顔面形態の評価法
  • まず分析点と基準平面を覚える
  • SNA・SNB・ANBが重要
  • ANBで骨格性Ⅰ級・Ⅱ級・Ⅲ級を判定できる

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